俺がチャネラーだった時の話する:6

で、無事に目覚めたわけだ。腹痛もおさまってた。
昨夜は死ぬかと思うくらい痛かったのに、どっか行っちまってた。
それはそれでありがたかったんだが、それからがいけない。
突然、バイト中に脳みそが幸せ汁であふれかえった。
もう何もしてなくても幸せで幸せで、こんな幸福感を味わうなんていままで生きてて初めてヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

ってゆー感じ。
正直いって本気でヤバいと思い始めた。
天使に憑依されたんだと思った。

前に書いたけど、解決までに2年かかった実話怪談ってのも、憑依された話なんだ。
このときに憑依されたのは顔見知りの人だった。その人が死んでから憑依された。
そのときも今回と同じように、とにかく自分の頭がおかしくなったかと思うくらい、何があっても悲しくて死にたくて仕方なかった。まあ天使は「何があっても幸せ」だから正反対なんだけど。

現実にそう思う必要があるとは思えないときにも急に悲しくなって泣き出したりしてた。
だからおかしいと思って霊能者に相談に行ったんだ。
結局その人が完全に抜けるまでは2年かかった。
だけど、この天使のときはその霊能者に相談に行かなかったんだ。
なぜかといえば、その霊能者はおばあさんだったので、天使だのなんだの言っても理解できないだろうと思ったからだ。
実際にその当時の若者文化の中から、これはおかしいんじゃないか? と説明するのにすごく時間がかかって、結局理解できていなかった、といことが何回かあったから、今時流行りのニューエイジ(当時はスピリチュアルとは言わなかった)な話をしても理解してもらえないだろうと思ったからだ。
今思えば相談しとけばよかったと思う。どんなことでも憑依されるってのはおかしいんだから。

そんなわけで幸せ脳汁のせいで、段々私は天使にだまされていった。
とにかく幸せ(*´∀`*)でしかないからまともな判断ができなくなってくる。
私の後ろでもう一人の私が、ヤバい、危ないと言っているんだけど、その更に後ろから天使が幸せ光線を発していて、表面の私が洗脳されていく。そんな感じがしてた。

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