俺がチャネラーだった時の話する:3

貧乏な私でも大丈夫な値段設定とはいっても、バイトで時給をほそぼそと稼いでいた私には、まる1日バイトしないと稼げない額だった。
それでも熱心に勧められたし、興味があったので、結局そのお試し会に参加することにした。

会場は同人誌の即売会でよく使われるビルだった。
今でもオンリーとか小規模なイベントにはしょっちゅう使われている。
迷いもせずにまっすぐたどり着く己のオタクぶりに感動しつつ、その会場へ到着した。

Eさんは会場でサポーターだかなんだか、そんな仕事をしていた。
その他のスタッフもみんなボランティアだといっていたように思う。
そうまでしてこの素晴らしい瞑想法を世界に広めたいのだとか言ってた気もする。
発祥はアメリカなので、それもまあそんなもんかと思うけどね、何しろ、宇宙人から教えてもらった究極の瞑想法らしいから、UFOとか大好きな私は大いに心をくすぐられたのよ。
ここで貧乏をうっちゃって好奇心……いや、宇宙人か、が勝ったってわけだな。
私ももしかしたらバシャールみたいな宇宙人と友達になれるかもしんねーじゃん?(今だからいえる、なれねーよwww)
わくわくしながら、何すんのかなあ? って思ってた。

しばらくして瞑想の先生がやってきて、簡単な全体説明とかあった。
それが済んだら実際にやってみましょう、って感じ。
CDから流れてくる音楽を聞きながら、先生がいうような妄想を頭の中で描いていく。
そんな感じだな。

元々そういうことには妙に順応性がある、つーか、自分がおかしいのは自覚してたけど、その突端から、先生が誘導するイメージが簡単に見えた。
つかさ、こういうの、オタクなら割と簡単にできね?
だって、オタクの超得意な妄想って分野だよ?
それを視覚化するとか、そんなもん漫画描いてた一素人だけど、余裕で朝飯前っしょ?

そんなわけなので、先生が誘導するイメージなんか天元突破するくらいの勢いで妄想しまくった。
「未来の自分から贈り物を受け取る」
そんな感じの誘導をされていた。

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