その昔、サブカルとオタクは敵対関係にあったのか?というような個人的な感覚

 このブログは個人の日記みたいなものなので、思ったことを書き散らして残していこうという方向へ気持ちは変換しました。以前は消えてもいいというくらいでいい加減なものだったけど。というわけでなんか思ったことを書き残していく。

私は1980年代は美少女漫画というジャンルで同人活動をしていた。なので漫画家になろうとして投稿していたのも、いわゆるエロ漫画といわれる分類になる。
ある日、持ち込みをしたとある雑誌の編集長さんに「少女漫画を目指したほうがいい」といわれ、私は投稿する雑誌を変更した。そうしたら小さな賞をいただいたので、これで一層頑張ろうと思っていた。
ところが原因不明のめまいに襲われ、以後一切漫画絵が観られなくなる。

この間、この件についてTwitterで、いわゆる脳内の神経に過集中が起こり、そこの回線がショートして使い物にならなくなったようなものだ、というものをみかけた。
理屈としてはそれで理解できるのだが、長年の夢を叶えられるようなきっかけを掴んだ途端のこの出来事で、気持ちの問題としては30年経った今でも納得がいっていない。

諦めたのが1990年だったと思う。その年に国道でひどい事故にあったのでよく覚えている。
大体同時期だっただろうか、M君事件が起きた。彼は特撮ジャンルだった。
当時は理由はわからないがジャンル分けをしていて、実写特撮はサブカル、漫画アニメはオタク、となっていた。
サブカルは、オタクはロリコン(美少女漫画のジャンルの別称として使われていた)で気持ち悪いものだ、と一方的に叩いていた。
時流の言い方に変えれば、サブカルはオタクをいじめていたのである。

実際問題として、例えばコミケ会場などでサブカルがオタクをいじめているのを目撃したわけではない。だが、当時発売されていた、サブカル向けの雑誌は、ほぼこのスタイルをとっていたといってもいいと思う。普通の漫画雑誌などにあるサブカル記事なんかも、大体そういった体裁だった。だから、特に選んでそれを読まなくても、世間の空気がオタクをいじめていた。
そこへもってきてM君事件。時流の空気に流されて、週刊誌の記事では堂々とロリコンのオタクとして報じられた。当然だがさらに勢いがついた。

事件が報じられた当時はすでに漫画家をあきらめていたが、私は仕方なく諦めたので、美少女漫画に対する気持ちはまったく変わっていなかった。なのに社会全部がオタクを叩いているような状況。これでいじめられていると思わないほうがどうかしているのではなかろうか?

M君がロリコンである、と報じたのは、週刊誌の記者がたまたま見つけたエロ漫画を、うず高く積まれたビデオや雑誌の一番上に載せて撮った、というだけのことであった。その他は彼がいた特撮ジャンルのものだった。という情報を何かの雑誌で当時読んだ。
オタクはただでさえサブカルにいじめられていたのに、M君事件が報じられて以降は社会全体から叩かれることになる。これで恨みを忘れないほうがどうかしてんじゃないのかと思う。
サブカルも、この件だけで、本来ならサブカルに属するはずの特撮を無視して、エロ漫画雑誌があったという一点のみでオタク攻撃の材料にした。手のひらクル~である。
これも当時の何かの雑誌に指摘されていた記事が載っていた記憶がある。

まあね、大体は個人的な感覚なので、詳細を調べたら単なる雰囲気だった、ということはあるとは思うのだけど、マンデラ効果でもなければ、なぜ似たようなことでサブカルを恨んでいるオタクが大勢いるんだよ?
また、このようなことが起こって、オタクだというといじめられると思いサブカルに転向した、という人だって実は大勢いる。
そのことをいまだに黙っている人だって大勢いるだろう。
また、こうしたジャンル別対抗戦みたいなことがあったことは、そのカルチャーに所属していなかった人にはなんのこっちゃ?なのも当然だろう。

そんなようなことをTwitterで書いていたら、サブカルはすでに滅んでいるのでいいじゃないか、というご意見もいただいた。滅んでいるのならまさにざまみろなのだ。
そう思ったらすっきりしたので、特にどうこう恨み言を書く気力もなくなった。
この件に関しては備忘録的な記事として保存しておこうと思う。

けどまあ人間だから、あの頃本気で腹を立てていたことを、30年経っても時々思い出すのだから、そりゃ怨霊が存在したって不思議はねえよなあ。
あ、それと、Twitterでも後から思い出したんだけど、アイドルのファンて昔はヤンキーの文化だったんだけど、後からサブカルが「アイドルファンはオタクだけどサブカルジャンル」つって何故かわからんけど仲間に引き入れたんだよな~。
あれもなんでなんだろう?よくわからんけど、ともかく当時のマスコミはサブカルの味方だった。そしてオタクはいじめられた。そういうことだ。

追記21:30

その後の酒鬼薔薇事件のときは、サブカルは喜んで取り扱ってた気がする。ある意味、ヒーローが現れた!というくらいに。自画自賛みたいに見えたなあ。
くれぐれもいっておきますが、個人の感想だから。

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