まだ多少やる気のあるうちに

なんとか3日続いたな。

で、いきなり結論を書いちゃいますけど、私がチャネラーを辞めた理由は「何もチャネラーじゃなくてもエンターテイメントは他にもある」という部分ですね。

昨日も書きましたが、チャネリングの内容なんてSFかファンタジーにしかなりません。
そんなものは小説でも漫画でも映画でもなんでもあるような内容です。
それをたった一人のお客様のために、その人だけの物語を提供する。
それがチャネラーなのだ、と思ったからですね。
何もそんなこと、チャネラーとしてやらなくても、今まで漫画や小説を書いてきたのだもの、そっちでやっても同じじゃん。
たった一人のために物語を作るのか、多くの読者に向けて物語を作るのか、それが違うだけでしょう。
そう思ったら、皆から否定されながらチャネラーやるなんて馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
思うでしょ?

と、ここで少し私の過去の経験に戻します。

私は子供の頃から身体が弱く、高校生の時にそれがピークに達し、原因不明の鼻血や貧血、過剰換気症候群、自律神経失調症などで動けなくなったりするようになりました。(今はないよ)
こうなると親は心配し、特に母親なんかは、父親の顔の火傷以来、なんでもかんでも心霊現象にその答えをみつけようとするようになってましたんで、「医者でも原因がわからない=霊障」という実に単純な思考回路に陥ってまして、あっちの霊能者、こっちの宗教と、渡り歩いてたんですね。

で、結局、民間の宗教結社のようなところに落ち着きましたけど、そこは修験道系の霊能者さんが主催しているところだったのです。
修験道系のやり方というのは、オカルトマニアな方ならご存知でしょうが、昔なら慈雲法師とか、つい最近なら下ヨシ子師とか、テレビでご覧になったこともあるでしょう。
ああいった方式で除霊だか浄霊だかをするのです。
大勢で取り囲んで霊能者さんが読経して、てな感じ。
まあ私が行ってた、というか、親が通っていたところはあんなにおどろおどろしくないけど、あれも一種のテレビ的演出だと私は理解しているので、はたから見たらおんなじ様なもんだと思います。

なので、ああいった状況で勝手に自分が思っていもいないことを喋りだすようになってたわけですね。
通ってたのは結局10年くらいだったでしょうか。
なんかある日突然うちの親は「この人じゃ駄目だ」と思ったらしく、今は別の宗教に通ってますが。
…なんか根本的に間違ってるって思うでしょ?
まあ、そこは本筋には関係ないのでおいといて、次行きます。

以上のような過程を辿って、私はいわゆる御座(おざ=霊媒)ができるようになってたわけ。
これって私が通っていたところでは、誰でもがなるわけではなく、特定の人しかなりませんでした。
霊能者さんの子供さん(仮にMさんとします)と、私と、もう一人長年通っていた人(仮にNさんとします)、この三人だけでした。

霊能者さんは「霊能者になるつもりなら御座ができるのが最低条件」とおっしゃる方で、そんな風に言われたら当然周りの信者さん達も、Mさん、Nさん、私を一目置いて見るわけです。
他のお二方の気持ちはわかりませんが、そうなってくるとちやほやされますもんで、団体の中でも上のヒエラルキーに勝手に入っちゃうわけですね。

私は当時まだ漫画家を目指していたので、そんなに頻繁に通っていたわけではなく、また仕事についてからも身体が弱く、行けたとしても月に1~2回くらいだったのですが、行く度に、毎日来ているようなNさん、Mさんと同じように御座ができるわけです。
それで調子に乗って、たまたまその当時働いていた会社で起きた、このブログにも書きましたけど例の事件によってスピ方面の話をし始めたEさんに、ここの団体の話をしたわけです。
そうしたらEさんも行きたいと言い出して、ここの様子を知ることになる。

…と、まあそんなようなことがありまして、チャネリングを知るよりも前に、霊媒としてのあり方というものを知っていたわけです。
その後チャネリングを知ったわけですけども(Eさん経由でね)それはどうみても霊媒。
そして私がチャネリングができるようになったのも、霊媒としての下地があるから。

このような経緯があってチャネラーになったので、お手軽で気軽で綺麗でトレンドでファッショナブルなチャネラーよりも、私の中では霊媒(御座)という意味合いのほうが勝っておりました。

それから色々あって結局チャネラーをやることになったのですが、その時初めてチャネリングをするのに確認をしてもらったのがEさんです。
Eさんは御座を見ているので、私のチャネリングに対しても違和感を抱かなかった。
その後Eさん経由で紹介されたIさん、Kさん(ここでは総て仮名です)という方たちも、Kさんは特にそうですが、お母様がやはり霊能者であって、霊媒というものを先に理解していたわけです。
そのように、チャネリング(エンターテイメント)として理解していない方たちの承認を得てから始めたような形になってしまったわけですね。

これらの過程を経た上で、エンターテイメントとしてのチャネリングしか知らない人に初めてお客さんとして個人セッションをしたわけです。
するとダメ出しをされました。

「お客さんが質問しない間黙っているのはおかしい」

私はこの言葉を最初理解できませんでした。
御座は質問されない限り喋らないのです。
まあ押しの強い人が降りてきちゃったりした場合は話は違いますけども、たいていは霊能者からの質問により答えるのがやり方です。

で、意味がわからないわけですよ、御座しか知らないから。
当時はチャネラーは外人しかいなくて、個人セッションなんて数万円単位(通訳ついてるから余計に高い)で、とても気軽に受けられるようなものではありませんでしたので、当然知らない。
それでこれを解決するためにはどうしたらいいのか考えた。
すんごく考えている間に、はっとひらめいたんですな。

これ、エンターテイメントなんだよ。
だからお客様の前で黙っちゃいけないんだ。
お客さんの望む物語(前世でも過去生でもソウルメイトでもなんでもいいんだけど)を作ってでも披露しなくちゃいけないんだ。

てなことに、唐突に気がついたんですな。
さあこうなっちゃったら意味が無いですよね。
人の役に立つのならと思って始めたチャネラーが、ただのエンターテイメントだったなんて。
でも天使にも3年間だけいうこときいてやるって約束したし、面白そうでもあるからやるか。

と、適当にやっていたわけなのですが…。
続きはwebで!じゃなくて次の記事で!

コメント

このブログの人気の投稿

顔が黒く見える

宜保愛子がビビッて入れなかった心霊スポット

【イベント】霊媒とバシャールと私【告知】