気がついちゃったらしょうがない
前回までのあらすじ。 霊媒をしていた私はチャネラーと霊媒の違いに気づいた。 それは「問題を解決するためのきっかけ」と「エンターテイメント」という剥離。 その隙間は埋まるのか? そんなよーなわけで元々いい加減な私ですので、お客さんがそんな風に答えを求めてくるのなら、まじめにやったってしょーがねーよなー。 というような、ちょっと「自由を求めて」グレちゃったんですな。 それでもまあ根っからの芸人根性もありましたもんで、ちったあお客さんに受けるようにしようとは思いましたんですけども、どーにもこーにも身が入らない。 でもニューエイジ企業に囲われてたもんですから、当然のごとくお仕事が入るわけです。 しかしやる気がでない。 だってお客さん、まじめに問題を解決する気がないんだもん。 宗教結社に来ているような人達とはまったく違うんですな。 それで適当にやってる自分と、それでも純真に人の役に立ちたい真面目な私が対立してて、かなり葛藤はありました。 ありましたが、あまりにも遊び気分のチャラチャラしたお客さんしか来ないので、いい加減うんざりしちゃいまして、色々とやらかしましたね。 詳しくは書かないけど、多分それでお客さん来なくなったのかもしれない。 ま、会社自体も今でいうところのブラックだったんで、それもしょーがないかもなー。 うん、ニューエイジ系の会社、たいがいブラックだよー。 それはまあ商売だからしょうがないとしても、約束の3年も過ぎたので、そう、そんなにいい加減にやってても、時間はすぎるのよね。 こればっかりは誰にでも平等だ。 だから、「天使との契約期間が過ぎた」ので、そうね、きゅうべえは宇宙へ還って行きました、てなもんでしょーか、ある日突然、いなくなった。 それで喜びいさんで廃業宣言を出したのですが、ところがどっこい、辞めると言った途端引き止められるんですな。 当時は私以外にもチャネラーはわんさかいたんですが、どういうわけか私にも常連さんがついてまして、まあ人徳かしら(てへぺろ☆)。 何をしても全員には好かれないけど、多少は気に入ってくれる人もいるってことだ。 そんな風に天使がいなくなっても、もっとチャネリングを! と望まれていたのですが、こちとらすっかり嫌気が差してんですよ。 続けるわけないでしょ? それでも1年にわたって...