【感想】精神科医の悪魔祓い: デーモンと闘いつづけた医学者の手記

 というわけでやっと全部(たぶん)読みました。
感想としてはまあそうなるな、としか。

他人の体験談や経験値をすべて見聞きすることは無理なので、私の場合は自分の体験と他人から聞いた話、読んだ本、見た動画などから推察することしかできませんが、この立ち位置まで来るのはとても長い時間と多くの経験を必要とするでしょう。

その結果としてこの立ち位置になることは、すべての人に可能とはとても言えません。
まず、無理。だからこその個人差が生じてさらに己の立ち位置がわからなくなるでしょう。
そこを踏ん張って立っているあたりが想像できる手記だなと感じました。
私もほとんど立ち位置が同じなので、私に相談に来られた人はほんとに自分の思った通りの答えを言われなくて失望しただろうなとも想像できます。
そしてこの本を読んでも多くの人はそこが理解できないだろうなと思うと、私のとしてはとても悲しいと感じました。

けどまあ社会などそうした構造でできているともいえるので、今更それにどうこうするような若造でもないので、そりゃそうなるな、とも言えるかな。

まあ、なんだ、相談者が自分の欲しい答えを得られた場合、それはビジネスでしかない、ということなのだった。とはいえ著者さんも他に本業がちゃんとあって生活が成り立っているからこその無料相談なんだろうし、研究者としての好奇心の方が先にないとここまでのことはできないでしょう。素直に感動する。

似たようなオタク気質を持っている私としては、すべてに同意するしかないような書籍でした。

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