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いまさらなにを?!薄皮あんぱんシリーズの謎に迫る マンデラ効果を超えた先

 というわけで、去年暮頃「薄皮あんぱんの数が減る」というニュースが私のタイムラインを賑わせた。年々小さくなるカントリーマアムという話もあることだし、失われた30年だか40年だかそういう話だろ、くらいにぼんやりと流していたのだが、なにか、こう、引っかかるものがある。 そう思いながら日々過ごしていたあるとき突然思い出したのだ。 薄皮あんぱんは6個入りであった と。 最初のツイート。 https://twitter.com/simamura/status/1602236671809888257?s=20&t=BeDQOHDG_QcJHY_NhZzPPg 2022年12月12日にこうツイートしているが、特に誰からの反応もなかった。 やはり私の世界線は薄皮あんぱん6個入であり、他多数の人々には最初から5個入の世界線なのだろう、というような諦めにも似た感覚に包まれたが、いや元菓子屋のカンが言うのだ。 絶対に6個入りであった と。 その時に何故検索しようと思わなかったのかというと単にめんどくさいと思ったからだが、やはりいつまでたってもモヤモヤするのも腹が立つので昨夜やっと検索してみた。 そうして見つかったのがこの知恵袋記事だった。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q107745915 この記事は2006年3月22日。ということはその時点では6個入りであったということだ。しかもこの投稿者は「薄皮じゃなくなった気がする」とも書いている。 そう、たしかに私も初期の頃の薄皮感がまったくなくなって普通の感じになったなと思っていた。 ここでちょっと製造過程を説明する。実際にその場で働いたわけではないが、元菓子屋としての考えだ。 業務で作るあんぱんというのは皮の重量、あんの重量は最初から規定の重さがある。例えば皮5gあん15gというように。お気づきだろうがこの皮の重量で薄皮か厚皮かが決まる。 だが手作りじゃない。こうした製品は当然機械が自動的に作るものだ。そこで機械の性能などによって皮とあんの配分が違ってくる。これは機械のクセみたいなもので、皮の粘度などによってあんを包めなかったりするのだ。 そういうこともあって皮のギリギリの薄さが決まってくる。初期の頃の薄皮感がなくなってきたのは、皮の配合を変えたか、機