俺がチャネラーだった時の話する:8

私は自分の「痛あーい!」と叫ぶ声で目が覚めた。
手術室を出る直前のことだった。
最初計画していたより手術の時間が長引いたため、終了直後に麻酔が切れたのだった。
私の叫び声に看護師さんが「お腹切ったんだから痛いのよ」と返事をしてくれたが、私はまともじゃないのでそれにつっこめなかったことが心残りだ。

そんなこんなでひと月ほどして、私は無事に退院した。
それからはもう天使はいないことを公言し、チャネラー活動も辞めたったwww
当然なんだけど。

それでも熱烈な天使信者ってのがいて、その天使信者のYさんから、是非チャネリングをして欲しいと何度も連絡が来た。
私はそれに対して「天使はもういない」こと「チャネラーをやる気はない」ことなどを説明し、断り続けた。
Yさんからは1年くらい、根気よく連絡と要請が続いていた。
私もそのたびにお断りをしていたのだが、さすがに1年も頑張って要請されたので、多少情にほだされるような甘いところがまだあった当時、ついにおれてしまい、1度だけYさん達の集まりに出ることにした。
当然前もって「天使はもういない」こと「チャネラーをやる気はない」ことを散々説明した。
だがYさん達はまったく話を聞いていなかった。

「天使がいないならあなたは必要ない」

正面切ってこんなことを言われたのは初めてだった。
本当にドラマみたいなセリフをいう人がいるのだなあ、なんて思った。
だから散々説明したじゃないかと言っても、何一つ通じていなかった。

そんなことを言われたあとでも、しばらく世間話をしていたように思うが、言われたことが言われたことであったし、かなりショックを受けていたので、何を話していたのかまったく覚えていない。
なので唐突にYさんがカセットテープを再生しはじめたことにどんな意味があったのか、理解できていなかった。
テープの中身は、私には更に衝撃的なものだった。

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